強烈な陽射しと夏のハラスメント

2018.09.10

夏の写真01:Voigtlander NOKTON Classic 35mm

α7R2 / Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4

今年の夏はとんでもなく暑い猛暑から始まって、台風や豪雨や地震と、多くの人を驚愕させた夏だった。近年では春らしくない春、夏らしくない夏、秋らしくない秋、冬らしくない冬、そういうのも当たり前になってきたような気がする。例年にはない…という気象予報士のコメントも聞き飽きた。不安定な季節が日常になってくると、本来の季節感が恋しくなってくるが、地球の都合があるので諦めるしかない。人類が幅をきかせて余計なことばかりするものだから、地球も色々と大変なのだろう。

夏の写真02:Voigtlander NOKTON Classic 35mm

α7R2 / Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4

コシナのマニュアルレンズ Voigtlander NOKTON Classic 35mmはF1.4という明るいレンズで、「明るい」という言葉から暗い場面で重宝するイメージがあるが、陽射しの強い夏の昼間でもいい雰囲気を映し出してくれる。F値の小さいレンズを「明るい」と表現するけれど、開放でしか撮れないわけじゃないからもっと別の表現の方がいい気もする。NOKTON Classic 35mmはオールドの味わいが特長で、確かに開放近くではノスタルジックな雰囲気が表現できる。陽射しの強い太陽の下では、F8くらいまで絞ってカリッとした世界を写真に焼きつけたい。

夏の写真03:Voigtlander NOKTON Classic 35mm

α7R2 / Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4

どうも最近ではハラスメントというのが流行っているらしい。セクハラ、パワハラ、モラハラと、数えだしたらキリがないほどハラスメントはあるらしい。周囲が嘆くほどのものもあれば、そんなことくらいで?と驚くほど些細なこともあって、世の中で言われるハラスメントがすべて「罪」とするのはよくわからない。受け手が傷ついたり不快だったりしたらハラスメントということらしいが、実にくだらない価値観だ。

スポーツ界に限らず、体罰については以前は肯定されていた。やってはいけません、と言われることをするのが大好きだった幼少期、しょっちゅう学校の先生からゲンコツをもらっていた。テレビドラマでも厳しい先生は生徒を叩くための竹刀を普通に持っていたし、愛のムチが肯定されていたのはそんなに遠い過去ではない。現在体罰がよくないとされているのは規則が変わったからで、本質的な善悪が変わったということではない。たった2、30年でごろっと変わってしまう価値観なんて、本気で善悪の基準にしたらおかしなことになってしまうだろう。ハラスメントの基準を社会的弱者の心象にフォーカスして喜んでいるのは、社会の成り立ちなど気にせずとりあえず目の前の金が手に入ればそれでいいと考える弁護士の過ちだと思う。

夏の写真04:Voigtlander NOKTON Classic 35mm

α7R2 / Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4

権力のある人がない人を傷つけたとしても、それは仕方がない。例えば会社が社長のものなら、社長の気分で社員を解雇したって文句は言えないと思う。それが嫌なら会社を変えるか、自分で会社をつくるしかない。例えば、夏の陽射しが強すぎるからと言って、僕らは太陽に逆らうことはできない。太陽光を人の都合で調節することはできないから、屋根をつくったりエアコンを効かせたりするわけだ。

写真を撮りに海岸を歩いていて、充分に水分を取っていたのに強い陽射しにクラっとして恐れおののいた。木陰で休み正気にもどるまで10分ほどかかった。普段デスクワークばかりしているので夏の炎天下は本当にキツい。夏なんてなくなればいいのにと思ったりもする。それでも夏が消えると夏を写真に撮れなくなるから、上手に工夫して折り合いをつけていこうと思う。

夏の写真05:Voigtlander NOKTON Classic 35mm

α7R2 / Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4